2006年03月21日
読了~♪No.2
『しゃばけ』 畠中 恵
あらすじ
江戸の大店の若だんなで身体が弱くすぐ寝込んでしまう一太郎には、手代に身を替えた犬神・白沢などが身の周りに控えている。ある夜、ひとり歩きをした一太郎は人殺しを目撃して…。日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。
ちょこっと感想
まえまえから気になっていた本、図書館にあったのでさっそく借りて読みました。
からだの弱い年中寝こんでいる若だんなが、殺人事件を目撃して、犯人を探し出すミステリー(って言うのかな?)要素もすこ~~しある話し。
でも、まわりの妖怪さん達のおかげで殺人事件なのに、すっかりホノボノしてます(笑)
実際は「親子の情」など、重いテーマが隠されていると思うのですが・・。
「しゃばけ」は漢字で書くと「娑婆気」と書いて、俗世間における、名誉・利得などのさまざまな欲望にとらわれる心。らしいです。
最初の事件も親が子を思う「情」が発端でしたし、妖怪さんたちの若だんなに寄せる「情」若だんなにしたら、もかなり苦しいくうっとおしいく感じるはずだし。
また、若だんなのお母さんとおばあさんも「情」が絡んで・・・ってことで、本のタイトルの意味が所どころに隠されてます。
それでも、そのすべてを受け入れて強く生きていく若だんなや、幼馴染の栄吉の逞しさが好きですね(笑)
全体的な雰囲気は軽くしあがっていているので、シリーズ全部読んでみようと思ってます。
妖怪さん達も可愛らしく、私の家にも「家鳴り」が1匹(1人?)いたらな楽しいだろうな~とか思いましたよ。
あとは・・・お団子や和菓子が無性にたべたくなりました。
しかし、日本の妖怪ってこんなに愛らしかったっけ(笑)これなら私も友達になりたいなァ~。
Posted by さな at 22:34│Comments(2)
│本のひととき
この記事へのコメント
しゃばけシリーズおもしろいですよね!!
という 私もまだ2作ぐらいしか読めていないのですが^^;
このシリーズではないですが 同じ畠山恵さんの作品が
カフェに1冊あります!時代設定は現代ですが そちらもお薦めです!
という 私もまだ2作ぐらいしか読めていないのですが^^;
このシリーズではないですが 同じ畠山恵さんの作品が
カフェに1冊あります!時代設定は現代ですが そちらもお薦めです!
Posted by asuka at 2006年03月23日 00:28
asukaさん、いらっしゃいませ~~♪
私は今回初めて読んだのですが、面白かったです!!
ぜったい、シリーズ読破したいです。
カフェに伺ったら、まっさきに畠山さんの本をさがしてみます♪
私は今回初めて読んだのですが、面白かったです!!
ぜったい、シリーズ読破したいです。
カフェに伺ったら、まっさきに畠山さんの本をさがしてみます♪
Posted by さな at 2006年03月23日 21:39